Frontend Weekly 2025-11-14
Google Search Consoleにカスタムアノテーション機能を追加
日付:2025年11月17日
Google Search Consoleのパフォーマンスレポートにカスタムアノテーション機能が追加された。パフォーマンスチャートに直接コンテキストノートを追加できる。
カスタムアノテーションは、パフォーマンスチャートを右クリックして「Add annotation」を選択し、最大120文字のメモと日付を記録できる。チャート上に直接表示され、データ分析の視覚的な参照ポイントとして機能する。
使用例:
- テンプレート更新やサイト移行などのインフラ変更
- 新しいプラグインの実装やエージェンシーの採用などのSEO施策
- 異なるユーザー意図に焦点を当てたコンテンツ変更
- 休日などビジネスに影響する外部イベント
Search Consoleプロパティへのアクセス権を持つ全員がカスタムアノテーションを閲覧できるため、機密情報を含めないことが推奨される。
出展:Adding context to your Search Console data with custom annotations
Node.js v25.2.0リリース
日付:2025年11月11日
Node.js v25.2.0がリリースされた。type strippingが安定版としてマークされた。
type strippingは、ESMモジュールからTypeScriptの型情報を自動的に削除する機能。これにより、TypeScriptで書かれたコードをESMとして直接実行できるようになる。
top-level awaitがLimited availabilityに - October 2025 Baseline monthly digest
日付:2025年11月11日
Baselineの10月の動向。top-level awaitがSafariでのregressionにより、Widely availableからLimited availabilityに変更された。
Baseline Newly availableとなった機能:
- Same-document view transitions
- WebRTC encoded transform
Baseline Widely availableとなった機能:
- HTML inert element
- HTML
<canvas>element roundRect method - HTML
<canvas>element createConicGradient method
Windsurf IDE(Visual Studio Codeから派生したWeb開発IDE)のバージョン1.100でBaselineサポートが追加された。HTMLやCSS機能にホバーするとBaseline互換性情報が表示される。追加パッケージのインストールは不要。
VS Code StableでMCPレジストリと許可リスト制御がパブリックプレビューに
日付:2025年11月18日
VS Code StableでMCPレジストリと許可リスト制御機能がパブリックプレビューで利用可能になった。EnterpriseおよびOrganization管理者がMCPレジストリを設定し、許可リストポリシーを適用できる。
MCPレジストリはMCPサーバのカタログ。GitHub管理者がEnterpriseまたはOrganizationのCopilotポリシーページで内部レジストリのURLをアップロード可能。レジストリは2つの目的で使用される:
- Discovery: 承認されたMCPサーバをMCP対応のCopilotホストアプリケーション(VS CodeのCopilotなど)で表示・インストール可能にする
- Allowlisting: Registry-onlyポリシーと組み合わせることで、内部レジストリに定義されていないMCPサーバの使用を実行時に防止
レジストリのホスティング方法:
- Azure API Center: Microsoftの管理サービスを使用して動的なレジストリ管理とEnterprise MCPガバナンス機能を利用可能
- Self-hosting: オープンソースのMCP Registryをフォークしてセルフホスティング、またはURLルーティングをサポートするカスタム実装を公開可能。v0.1 MCPレジストリ仕様に準拠し、必要なエンドポイントをサポートし、適切なCORSヘッダーを含める必要がある
VS Code Stableでは完全な機能が利用可能:
- レジストリサーバがMCPサーバサイドバーパネルに表示される
- Registry-onlyポリシーが実行時にレジストリにないサーバをブロック
- どのOrganizationまたはEnterpriseが制限を適用しているかを示す明確なポリシーメッセージが表示される
Visual Studioでは、GitHub.comで設定された内部MCPレジストリをサポート:
- レジストリサーバがMCPサーバインターフェースに表示され、発見可能
- 許可リストの強制はまだ利用不可。ポリシー設定に関係なくすべてのサーバが実行可能
ポリシーオプション:
- Allow all(デフォルト): レジストリサーバが推奨として表示されるが、開発者は任意のMCPサーバを使用可能
- Registry only: 開発者はレジストリにリストされたサーバのみ使用可能。その他は明確なポリシーメッセージとともにブロックされる
リモートサーバの強制では、サーバ名とリモートインストールURLの両方に対して検証が行われる。ローカルサーバの強制では現在サーバ名のみが検証され、設定はローカルで編集可能。厳格なセキュリティ要件を持つEnterpriseでは、レジストリにリモートサーバのみを設定することを推奨。
Copilot BusinessおよびCopilot Enterpriseの顧客が利用可能。
出展:MCP registry and allowlist controls for VS Code Stable in public preview