Frontend Weekly 2024-12-12
React v19、Astro 5.0、Gemini 2.0、 Sourcemapの仕様確定、GitHub認定試験が日本語に対応などについて
React v19
React v19がリリースされた。
https://react.dev/blog/2024/12/05/react-19
次のような機能追加が行われている。
- useOptimisticやuseActionState、useFormStatusなどの新しいフックの追加
- form要素のaction及びform関連要素のformActionに関数を渡したフォームの送信
- Promise及びContextを読み取るuse APIの追加
- refのpropsへの追加、forwardRefが不要に
- ContextをProviderとしてレンダー出来るように変更
- titleやmeta、linkなどメタ要素のサポート
一方で、破壊的な変更はほぼないため、アップデート自体は比較的容易に出来ると思われる。 ただし、useReducerやJSXなど型の変更は行う必要がある。
Astro 5.0
Astro 5.0がリリースされた。
https://astro.build/blog/astro-5/
Content LayerやServer Islandsなどの機能がStableになっている。
Component testing RSCs - Storybook
StorybookによるStorybookのRSCを利用したコンポーネントテストの方法を紹介する記事が公開された。 認証のモックや、ユーザーワークフローのテストなどについても触れられている。
https://storybook.js.org/blog/component-testing-rscs/
デモが公開されている。
https://github.com/storybookjs/storybook-rsc-demo
Mozilla’s rebrand
Mozillaのロゴが変更された。
https://blog.mozilla.org/en/mozilla/mozilla-brand-next-era-of-tech/
Gemini 2.0、Multimodal Live API
Gemini 2.0が発表された。 パフォーマンスや品質などの改善に加えて、Multimodal Live API、画像生成、テキスト読み上げ機能も追加されている。
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/google-gemini-ai-update-december-2024/
またGemini 2.0 FlashとMultimodal Live APIのサンプルコードが公開されている。
https://github.com/GoogleCloudPlatform/generative-ai
Source map formatの仕様確定
ソースマップファイルのフォーマットがECMA-426として確定された。
GitHub認定試験が日本語に対応
GitHubの基礎、GitHub管理、Github Actionsを日本語で受験できるようになった。 学習ガイドも日本語で公開されている。
https://x.com/GitHubJapan/status/1867012915125158169
GitHub Advanced SecurityとGitHub Copilotの日本語対応も進行中とのこと。
Figmaの料金体系変更予定
Figmaの料金体系が2025年3月から変更される。
ビジネスプランは月額10ドル、エンタープライズプランは月額15ドルの値上げになる。 一方、FigJamとFigma Slidesが同梱されるようになるが、これらの機能を両方利用している場合と同等の料金になる。
また、今まではユーザーによって暗黙的に有料シートが追加されていたが、管理者による事前承認性に変更される。
https://www.figma.com/ja-jp/blog/billing-experience-update-2025/
Figmaの代替となるアプリケーションは既に複数出ているため、FigJamやFigma Slidesなどが不要な場合は、この際にPenpotやCreatie、UXPinなど他のツールへの移行を検討するのも良いかもしれない。