AI Weekly 2025-04-03
Docker Model Runnerがベータ版として登場、CursorがGemini 2.5 Proの画像サポートを追加、OpenAIがMCPをサポート、MCPの仕様が更新など。
AWSがコードアシスタント用のMCPサーバーをオープンソースでリリース
日付:2025年04月01日
AWSが、AWSのベストプラクティスを開発ワークフローに直接組み込むための専門的なModel Context Protocol(MCP)サーバー群をオープンソースでリリースしました。Core、AWS CDK、Amazon Bedrock Knowledge Bases、Amazon Nova Canvas、Cost Analysisなどのドメイン特化型MCPサーバーを提供し、セキュリティ、コスト最適化、AWS Well-Architectedのベストプラクティスを自動的に適用します。
出展:Introducing AWS MCP Servers for code assistants (Part 1)、awslabs/mcp: AWS MCP Servers
Docker Model Runnerがベータ版としてリリース
日付:2025年04月01日
Docker Desktop 4.40で、ローカルでAIモデルを実行できるDocker Model Runnerがベータ版としてリリースされました。Docker Model Runnerにより、Dockerコンテナのように任意の大規模言語モデルをDocker Hubから取得し、ローカルで実行することが可能になります。既にいくつかのモデルのパッケージがDocker Hubで公開されています。
CursorがGemini 2.5 Proの画像をサポート
日付:2025年03月30日
Cursor 0.48.4でGemini 2.5 Proの画像読み取りをサポートしました。
出展:Changelog | Cursor - The AI Code Editor
Gemini 2.5 Proは、現状多くのベンチマークでトップの性能を示しているマルチモーダルな推論モデルです。
OpenAI、Model Context Protocolをサポート
日付:2025年03月27日
OpenAIがOpenAI Agents SDKでModel Context Protocol(MCP)をサポートすることを発表しました。
MCPはOpenAIの競合であるAnthropicが発表した規格であるため、これにより実質的な業界標準になったとの声がみられます。
Model Context Protocolの仕様が更新
日付:2025年03月26日
Model Context Protocol(MCP)の仕様が2024-11-05版から2025-03-26版へと更新されました。OAuth 2.1に基づく認証仕様の追加、Streamable HTTPトランスポートの導入、JSON-RPCバッチングのサポート、Tool annotationsの追加、オーディオデータのサポート追加、進捗通知の強化などが行われ、より安全で柔軟、そして効率的なプロトコルとなりました。
出展:新しいMCP仕様(2025-03-26)での変更点:認証・SSEサポート任意化、Model Context Protocol Specification
VSCodeがカスタムインストラクションによってGitHub Copilotの結果を改善する方法について解説
日付:2025年03月26日
シンプルなカスタムインストラクションによって非常に短いプロンプトでも適した結果を得るられることを示しています。 またコミット生成をカスタマイズする方法や、カスタムインストラクションを分割する方法、モデルのトーンを変更する方法、 プロンプトファイルによって再利用可能なプロンプトを登録しておく方法なども解説しています。
出展:Context is all you need: Better AI results with custom instructions