Safari Technology Preview 247 で Safari MCP サーバーが導入された。MCP 対応クライアントを Safari のウィンドウに接続し、エージェントが DOM・ネットワークリクエスト・コンソール出力・スクリーンショットなどを直接取得してデバッグできる。

主な用途は次のとおり。

  • Safari での描画確認や、他ブラウザとの互換性調査
  • JavaScript 評価による navigation timing やリソース読み込み時間の把握
  • ラベル欠落、不適切な ARIA、コントラスト不足などのアクセシビリティ確認
  • セレクタによる要素照会やフォーム状態の検証、操作シーケンスの実行

提供ツールには navigate_to_urlpage_interactionsevaluate_javascriptlist_network_requestsscreenshotbrowser_console_messages などがある。タブの作成・切替・クローズ、ビューポート変更、CSS メディアクエリのエミュレーションもできる。

利用には Safari Technology Preview のインストールが必要である。設定で「Web 開発者向けの機能を表示」を有効にしたうえで、「リモートオートメーションと外部エージェントを有効にする」をオンにする。Claude では次のコマンドで追加できる。

bash
claude mcp add safari-mcp-stp -- "/Applications/Safari Technology Preview.app/Contents/MacOS/safaridriver" --mcp

Codex では codex mcp add に同じパスと --mcp を渡す。その他のクライアントでは mcp.json などに safaridrivercommand["--mcp"]args として登録する。

サーバーはローカルで動作し、独自のネットワーク呼び出しは行わない。ページ内容やスクリーンショットなどの取得データは接続先のエージェントへ渡り、Apple には送られない。AutoFill などの個人情報にもアクセスしない。

#参考文献