Visual Studio Code の 2025 年 3 月リリース(v1.99)で、GitHub Copilot に重要なアップデートが加わりました。エージェントモードのアップグレードとして、MCP サポートの追加、API キーによるモデルの使用、その他の機能が実装されました。

エージェントモードが VS Code stable で段階的に使えるようになった。最新の VS Code に更新すれば、手動でエージェントモードを有効化できる。Model Context Protocol(MCP)サーバーに対応し、エージェントフローから多数の専門ツールを選べるほか、Web コンテンツ取得やシンボル参照検索などの組み込みツールも使える。

1 つのビューで ask、edit、agent モードを切り替えられるようになり、Next edit suggestions(NES)が一般提供され、次の編集候補を出し続ける。

モデルの選択肢も拡大し、Anthropic Claude、Google Gemini、OpenAI モデルがモデルセレクターで一般提供され、Anthropic、Azure、Google Cloud、OpenAI などのプロバイダーの API キーを使用して任意のモデルを選択できるようになりました。

#Thinking tool

Anthropic の研究に基づく思考ツールが追加され、モデルがツール呼び出しの間に思考できる。SWE-bench 評価でも改善が報告されている。

github.copilot.chat.agent.thinkingTool 設定で有効化できる。有効時は、複雑なタスクでツール呼び出しの合間に思考ステップを挟む。

#Fetch tool

#fetch ツールで、公開 Web ページの内容をプロンプトに含められる。MCP の最新ドキュメントを取って使う、といった用途向けで、LLM が読みやすい形式で返す。ヘッドレスブラウザでレンダリングし、結果をローカルにキャッシュするため、同じページを何度でも再取得しやすい。

以下のような形式で使用できます。

plaintext
#fetch https://example.com/documentation

または、エージェントモードでは自然言語で「このページの内容を取得して」と指示するだけで自動的に検出されます。

現在の制限として、JavaScript が無効化されているため、JavaScript に依存する Web サイトのコンテキスト取得は制限されています。また、認証が必要なページの取得も不可能です。これらの制限を回避するには、目的に特化した MCP サーバーや Playwright MCP サーバーなどの汎用ブラウザ MCP サーバーの使用が推奨されます。

#Usages tool

#usages ツールは「Find All References」「Find Implementation」「Go to Definition」をまとめたもの。関数・クラス・インターフェースの参照や実装を調べられる。インターフェースのサンプル実装を探す、リファクタリングで変更箇所を洗う、といった用途向け。

エージェントモードではこれらのツールが自動的に検出されますが、他のモードでも#fetch#usagesを明示的に参照して使用できます。

#参考文献