AI Weekly 2025-04-24
Cursor 0.49.xのチャット履歴機能、ルール自動生成、コードレビュー改善、ターミナル制御強化、グローバルignore対応、新規AI言語モデル追加、プロジェクト構造のコンテキスト化について。
Cursor 0.49.xリリース
日付:2025年4月15日
Cursor 0.49.xがリリースされた。
ルールの自動生成
/Generate Cursor Rules
コマンドで会話からルール生成が可能になった。既存の会話のコンテキストを元に、ルールの生成やルールの改善を提案する。
今までもルールを指示を出して生成させることは可能だったが、上手く書き込めないケースがあった。
チャット履歴の表示
次のいずれかでチャット履歴を表示できるようになった。
- コマンドパレットでShow Chat Historyと入力する
- チャット右上にある「Show Chat History」ボタンをクリックする
コマンドパレットは、Ctrl+Shift+PまたはCmd+Shift+Pで表示できる。
コードレビューの容易化
会話により編集が行われると表示される「Review changes」ボタンをクリックすると、GitHubのような差分ビューが表示されるようになった。
MCPサーバーの画像コンテキスト対応
MCPサーバーに画像をコンテキストの一部として渡すことが出来るようになった。
ターミナル制御の改善、コマンドの編集
エージェントに提案されたコマンドを実行前に編集して実行することが可能になった。
また、コマンドのスキップが可能になった。今まではキャンセルのような挙動をしていた。
グローバルignoreファイル対応
全てのプロジェクトで無視されるファイルのパターンを指定できるようになった。コマンドパレットからUser Settingsを開き、「Global Cursor Ignore List」と入力すれば、設定項目が表示される。
デフォルトで.env
やcredentials.json
、secrets.json
、*.key
などのファイルは無視されるように設定されている。
Gemini 2.5 Pro、Grok 3、GPT-4.1、o3、o4-miniの追加
直近で公開されたばかりのGemini 2.5 Pro、Grok 3、GPT-4.1、o3、o4-miniを既に利用できるようになっている。
利用できない場合は、Cursor Settingsで有効化する必要がある。
プロジェクト構造をコンテキストに含める機能追加
ベータ機能として、プロジェクトの構造をコンテキストに含めるオプションが追加された。Cursor Settings→Features→Include Project Structureにチェックを入れることで有効化される。
これによりプロジェクト毎にプロジェクト構造をルールに吐くことなく、より優れた提案やナビゲーションが可能になることが期待される。