actions/setup-nodeでnode-version-fileの利用を勧める不純な理由
actions/setup-nodeではnode-version-fileを利用することで、利用されるNode.jsのバージョンをpackage.jsonなどに合わせることが出来る。これだけで便利だが、他にもお勧めできる不純な理由がある。
actions/setup-nodeでNode.jsのバージョンを指定する
node-version
またはnode-version-file
を利用することで、利用されるNode.jsのバージョンを指定することが出来る。
node-versionを利用する
- uses: actions/setup-node@v4
with:
node-version: "20.x"
node-version-fileを利用する
package.json
や.nvmrc
、.node-version
などのファイルを元にバージョンを決定させる。
- uses: actions/setup-node@v4
with:
node-version-file: "package.json"
node-version-fileを利用する一般的なメリット
node-version-file
を利用することで、Node.jsのバージョンを一元管理することが出来る。
これによって環境毎にNode.jsのバージョンがずれてしまうようなことがなくなる。
node-version-fileを利用する不純な理由
node-version
を利用した場合、PullRequestのStatusに表示されるラベルが次のような形式になる。
build (18.x) (push)
これは、Node.jsのバージョンを変更すると表記が変わる。
build (20.x) (push)
つまり、これをブランチプロテクションで必須にしている場合、Node.jsバージョンを変更する度に変更が必要になる。
一方、node-version-file
の場合、次のようになるため変更する必要がなくなる。
build (push)