Setup ComfyUI for 2025
知人のために2025年版 ComfyUIのセットアップを紹介する内容です。細かいところは直接説明するので省いています。
簡単になったComfyUIのインストール
ComfyUIは、2024年11月からアプリとしても提供されるようになりました。以前は、リポジトリのクローンやパッケージのインストールなど知識が求められましたが、今はダウンロードしたファイルを実行するだけで利用を始められます。
次のComfyUI公式サイトから、インストローラーをダウンロードして実行してください。 順番に指示に従って進めるだけで、ComfyUIを利用できるようになります。
次のような画面を開かれ、“実行”を押すと画像を生成することが出来ます。
初期からComfyUIを利用していた方々は、部分的とはいえ日本語対応されていることに驚くかもしれません。
簡単になったCustom Nodeのインストール
以前は、Custom Nodeを利用するのにも知識が求められましたが、アプリ版であればComfyUI-Managerが内蔵されているため、簡単にCustom Nodeをインストールできます。
ComfyUI-Managerを入れるとCustom Nodeの管理が非常に楽になるため、以前も多くのユーザーがこれをまずインストールし、それ以降はComfyUI-Manager経由でCustom Nodeを追加していました。
右上の”Manager”ボタンをクリックして、ComfyUI Manager Menuを開き、“Custom Node Manager”を押すと次の画面が開きます。ここからCustom Nodeの追加や削除が可能です。
おすすめCustom Node集
以下に紹介するCustom Nodeは、用途に限らず入れておくと便利なものです。多くのユーザーが利用しているため、配布されているworkflowを利用する場合にインストールを求められることも多いと思います。
また、アプリ版ではいくつかのCustom Nodeで賄われていた機能がデフォルトで提供されるようになっています。 そのため、以前はおすすめされていたCustom Nodeは不要な可能性があります。Custom Nodeを調べる際には、デフォルトで提供されている機能にないか、まず確認してみてください。
ComfyUI-Custom-Scripts
プロンプトの補完や、生成された画像を一覧で表示するパネルの追加、ワークフローの画像出力など多くの機能を追加するだけでなく、デフォルトノードの機能を拡張したノードや便利ノードも提供します。
https://github.com/pythongosssss/ComfyUI-Custom-Scripts
rgthree-comfy
これも便利な機能やノードを多く提供します。Power Lora Loaderという複数のLoraを追加した上でオンオフを切り替えられるノードや、プロンプトに<lora:...>
などのLoraを読み込ませる記法の追加、接続されているノード全てをBypass(無効化)する機能などが便利です。
https://github.com/rgthree/rgthree-comfy
cg-use-everywhere
これを利用すると、ノードの接続を大幅に簡略化できます。ノードの接続を簡略化することで、ワークフローの見通しを良くし、ノードの追加や削除を容易にします。
https://github.com/chrisgoringe/cg-use-everywhere
次のワークフローは、私が汎用的に利用しているものですが、この機能を利用することで、ノードの切り替えが簡単に行えるようになっています。