Google Sheets、Fill with Gemini で列の一括入力
Google Sheets に、データ整備や手入力の負担を減らす Fill with Gemini が追加された。表の文脈から意図を推測して空セルを埋め、ウェブからの情報取り込みや既存データの分類など、複雑な数式に頼らない作業を想定している。95 名を対象とした比較試験では、100 セル規模のタスクで手入力と比べて約 9 倍速い結果だったとしている。
操作は次の二通りである。
- 列に少なくとも 1 セル分の入力例がある場合、新しいドラッグ用の取っ手から列全体を文脈に沿って埋める。
- 空セルを複数選んだ状態ではワンクリックの「Fill」で範囲を埋め、列に例があれば自動推論に任せ、用途に合わせたカスタムプロンプトも指定できる。
機能は既存の Sheets 内 AI 関数への入口であり、管理コンソールで Google Workspace のスマート機能をオフにしているテナントでは表示されない。エンドユーザー側では Workspace のスマート機能が有効なことが条件で、対象ユーザーでは既定でオンになる。2026 年 7 月 15 日までは Workspace 契約者向けに Sheets の AI 関数の上限がプロモーションで引き上げられ、同日以降は利用者あたりの上限が適用される。AI Expanded Access および AI Ultra Access のライセンスでは、プロモーション終了後も AI 関数の利用上限がより高い水準になる。
提供は Business Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、AI Expanded Access、AI Ultra Access、Google AI Pro for Education、個人向けの Google AI Pro / Ultra に及ぶ。Rapid Release ドメインでは 2026 年 4 月 22 日から、Scheduled Release ドメインでは 2026 年 5 月 6 日から、機能が見えるようになるまで最大 15 日かけた段階的ロールアウトが始まる。