Gemini Enterprise Agent Platform、エンタープライズ向けエージェントの統合基盤
Google Cloud の技術チームと運用者を対象に、生成 AI エージェントを一つの統合コンソール上で扱う Gemini Enterprise Agent Platform の位置づけが明らかにされた。利用者に選好されてきた Vertex AI 上のモデル選択・カスタマイズ・エージェント組み立てに加え、外部システム連携、デプロイとオーケストレーション、セキュリティとガバナンスの機能を同じ導線にまとめた、という整理である。社員向け配布面では Gemini Enterprise アプリ への引き渡しを想定しつつ、IT 運用の統制下でスケールさせる、という想定で語られている。ファーストパーティのモデルに加え Model Garden 経由で 200 以上のモデル に触れられる、とされる。
今後、Vertex AI の各サービスとロードマップ上の拡張は、単体サービスではなく Agent Platform 経由での提供に一本化 される、という方針も示された。
- ビルド: ローコードの Agent Studio、コード主導の Agent Development Kit、テンプレート集の Agent Garden など、設計段階の入口を分けて用意する。
- スケール: サブ秒級のコールドスタートを謳う Agent Runtime に、数日単位の長時間実行や、永続文脈の Memory Bank、Agent Platform のセッション を束ねる。
- 統治: Agent Registry、Agent Gateway、暗号化 ID で監査可能にする Agent Identity などで、社内外のエージェントを一元カタログ化し、ポリシー適用点を揃える。
- 最適化: シミュレーションと継続評価、オブザーバビリティ、失敗集約からの指示改善(Agent Optimizer)など、本番前後の品質ループを同じ土俵に載せる。
公式の概要ドキュメント では、ビルド・スケール・管理・最適化の四本柱に沿ったコンポーネント名と役割が日本語で整理されている。