pnpm 11.11 から 11.14 がまとめて公開された。別ツールなしでワークスペースの版上げとリリースを進められるようになり、pnpm change が changesets 互換の .changeset/*.md に変更意図を記録し、裸の pnpm version -r がそれを消費して workspace: 経由の依存伝播付きでバージョンを上げる。消費内容は .changeset/ledger.yaml に残る。pnpm lane でパッケージをレーンへ移し、同一実行で安定版と X.Y.Z-lane.N のプレリリースを出せる。設定は pnpm-workspace.yaml の versioning キーに置く。
変更意図の記録とレーン操作の例は次のとおり。
sh
pnpm change
pnpm change status
pnpm lane alpha --filter @example/cli
pnpm lane main --filter @example/cli主な変更は次のとおり。
pnpm doctorがインストール方法、PATH、ストア/キャッシュの書き込み可否、リンク戦略、レジストリ接続、オフラインfile:インストールまで一通り診断する。失敗時は非ゼロで終了し、--offline/--json/--benchmarkを使える。pnpm accessとpnpm teamでレジストリ上のパッケージ公開状態・共同編集者と、組織チームの作成・メンバー管理ができる。- overrides の空レンジ形式
"pkg@": "4.0.6"で、宣言レンジを満たすエッジだけを exact 版へ寄せる convergence overrides が使える。 peerDependenciesが named-registry /npm:/file:など scheme 付き specifier を受け付ける。pnpm runの RegExp セレクタと--sequential(-s)が復帰した。- マニフェスト名による path traversal で
node_modules外へ書き込まれる脆弱性を修正した。cold-cache 解決時のピークメモリはおおよそ 30% 減り、peer 依存のデッドロックも解消した。
convergence overrides の例は次のとおり。
yaml
overrides:
"form-data@": 4.0.6