AI Gateway が音声モダリティに対応し、リアルタイム双方向音声・テキスト読み上げ(TTS)・文字起こし(STT)を、テキスト・画像・動画と同じ呼び出し経路で扱えるようになった。音声アシスタントやサポートエージェント、ハンズフリー操作など、打鍵より会話で進めたいワークフロー向けである。機能はベータで、AI SDK 7 から利用できる。

  • 起動時のモデルは OpenAI と xAI。プロバイダルーティング、観測、利用予算・支出制御、Bring Your Own Key は他モダリティと同じ枠で効く。
  • リアルタイム音声は STT → LLM → TTS の連結ではなく、単一モデルが音声を受け音声を返す。turnDetection: { type: 'server-vad' } でサーバ側の発話区切りと割り込み(barge-in)に対応し、応答途中のツール呼び出しもターンを閉じずに続けられる。
  • ブラウザでは @ai-sdk/reactuseRealtime が WebSocket・マイク・再生を担う。サーバの gateway.experimental_realtime.getToken が短命トークンを発行し、API キーはクライアントに渡さない。Node などでは getWebSocketConfig とイベントの serialize/parse で自前接続できる。
  • TTS は generateSpeech(例: xai/grok-tts)、STT は transcribe(例: openai/whisper-1)。入力はバッファ・Base64・URL に対応する。
  • ダッシュボードのモデル Playground でも、コードなしでリアルタイム会話や TTS/STT を試せる。
  • セッション上限は最大継続 25 分、アイドル 5 分、接続後最初のクライアントメッセージまで 30 秒、メッセージサイズ 256 KB。同時セッション数にもチーム単位の上限がある。画像入力は非対応で、再接続しても前回セッションは再開されない。

#参考文献