eve、オープンソースのエージェントフレームワーク

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Vercel は、エージェントの構築・実行・スケール向けオープンソースフレームワーク eve をパブリックプレビューで公開した。エージェントはファイルのディレクトリとして定義し、配線用のボイラープレートではなく「何をするか」を記述する設計を採る。Vercel 社内でも v0 を含む多数の本番エージェントの基盤として利用されている。

#エージェントはディレクトリ

eve では agent.ts でモデル設定(AI Gateway 経由のプロバイダフォールバックやコンパクション等)、instructions.md でシステムプロンプト、ツールやスキル用の TypeScript ファイルや Markdown ファイルを置くだけでエージェントが組み立てられる。ファイル名とツリー上の位置が定義となり、ビルド時に自動で登録される。

#本番向けの標準機能

フレームワークに次の機能が組み込まれる。

  • 耐久実行: 会話ごとに durable workflow としてステップをチェックポイントし、クラッシュや長時間待機後も再開できる。
  • サンドボックス: エージェント生成コードをアプリランタイムから隔離し、エージェントごとに独立した実行環境を与える。
  • 人間承認: 任意のアクションを承認必須に設定でき、承認まで無期限に待機する。
  • 接続: MCP サーバーや OpenAPI 互換 API をファイルで定義し、認証は Vercel Connect が仲介する。モデルは URL や資格情報を直接見ない。
  • マルチチャネル: Slack、Discord、GitHub、HTTP など各チャネルは小さなアダプタファイルで、同一エージェントを複数面に載せられる。
  • トレースと eval: 各実行は OpenTelemetry 形式のトレースを出力し、eval スイートをファイルで定義してローカルやデプロイ先で検証できる。
  • サブエージェント: subagents/ 配下のディレクトリとして委譲でき、子はクリーンなコンテキストで作業して結果を返す。
  • スケジュール: cron 式のファイルで定期実行を定義でき、Vercel 上では Vercel Cron Job としてデプロイされる。

#開発からデプロイ

ローカルでは dev サーバーとターミナル UI で各ステップをリアルタイムに確認できる。eve deploy で Vercel にデプロイでき、起動時点では Vercel が主なターゲットで他プラットフォーム対応は今後予定とされる。Git 管理と CI への eval 組み込み、プレビューデプロイ、本番ロールバックにも対応する。CLI ウィザードで初回エージェントを約 1 分以内に立ち上げられる。

#参考文献